【選挙.com】批判に真正面から答える – 投票マッチングで100点は出せるのか?

スポンサーリンク

【選挙.com】批判に真正面から答える – 投票マッチングで100点は出せるのか?

「選挙.comって特定の政党と癒着してるんじゃないの?」
「投票マッチング、思った結果にならないんだけど…」

選挙情報サイト「選挙.com」には、こうした批判や疑問が定期的に寄せられています。今回の動画では、編集長の鈴木氏が、これらの批判に対して真正面から、そして具体的なデータを示しながら答えています。

投票マッチングで本当に100点が出せるのか?ライブで実演した結果は?
なぜ「高市寄り」に見えてしまうのか?その驚きの理由とは?

選挙情報の信頼性を考える上で、非常に重要な内容です。

選挙.comのビジネスモデルを理解する

まず、「特定政党との癒着」という批判について。鈴木氏は明確に説明しています。

全政党を顧客対象としたビジネス

選挙.comは、株式会社として全政党・全候補者を対象にビジネスを展開しています。具体的な数字を挙げると:

  • ボコネクター(ブログサービス): 約5000人の政治家が利用
  • ネット広告運用: 累計2000人以上の政治家が利用

つまり、ほぼ全ての政党が何らかの形でクライアントになっているということです。

特定政党に偏るメリットがない

鈴木氏の説明は非常に論理的です:

「例えば自民党に偏ったメディア運営をやったら、自民党しかクライアントにならなくなっちゃう。それは別にビジネス的にもメリットがない」

ビジネスの構造:
– 有権者向け: 無料でコンテンツを提供(YouTube、投票マッチングなど)
– 政治家向け: ネット広告、ブログサービスで収益化

このモデルでは、中立性を保つことが事業継続の前提条件なのです。選挙.comとしては、有権者に投票判断に資する情報を無償で提供し、その代わりに政治家向けサービスで収益を得る。だからこそ、全政党を対象にする必要があるわけです。

全政党の党首にオファーを出す

実際、2025年衆院選期間中も、全国政政党の党首に出演オファーを出し、ほとんど全ての政党に出演していただいているとのこと。投票マッチングも全政党にお願いして回答をもらっています。

投票マッチングで100点は本当に出せるのか?

これは多くの人が疑問に思っているポイントです。鈴木氏は「実際にやってみましょう」と、ライブで実演してみせました。

日本保守党の回答を完全再現

選択したのは日本保守党。各党の回答は結果ページに全て公開されているので、その通りに入力していきます。

例えば:
– 給風に対して: 反対(日本保守党の立場)
– 食料品の消費税: 0%(日本保守党の主張)
– 大金の課税強化: 反対

そして結果は…

「日本保守党、100点出ました!」

つまり、各党の回答通りに入力すれば100点が出るということが実証されたわけです。

80点以上でも「すごい」理由

鈴木氏が強調するのは、支持政党がある方でも80点以上取れるだけで相当すごいということです。

「80点以上取れるということは、その政策と相当一致しているということ。ちゃんと100点になるかどうかは全政党チェックしているんです」

つまり、投票マッチングは:
1. 各党からの回答を正確に入力
2. 100点が出ることを全政党で確認
3. ユーザーの回答と照合して一致度を計算

という仕組みになっているのです。

重視する政策による配点の変化

最後に3つ選ぶ「重視する政策」によっても結果は変わります。

「例えば消費税の減税を重視している方が、消費税減税を重視する項目にクリックすると、消費税減税に関する配点が増える」

これは、重視している政策が近いかどうかが投票判断において重要だという設計思想に基づいています。

投票マッチングの設問はどう決まるのか?

「移民問題が入ってない」という批判もありました。これについても鈴木氏は明確に説明しています。

世論調査の結果に基づいて決定

選挙.comは毎月世論調査を実施しており、有権者が重視する政策を聞いています。その結果に基づいて、まず設問の政策分野バランスを決めるとのこと。

今回、外国人問題に関しては2問と決定しました。

なぜ「移民問題」ではなく「土地規制」と「スパイ防止法」なのか?

鈴木氏の説明:

「今年の通常国会で、外国人の土地取得の規制に関する法案と、スパイ防止法に関する法案が出る方針を与党が示している。これが直近で大きな争点になりそうだという理由で、今回はスパイ防止法と土地規制が入っている」

つまり:
– 移民問題も重要な争点
– しかし今回は、国会で実際に審議される法案を優先
– 今後、世の中の関心や国会の状況によって移民問題が質問に入る可能性は十分ある

設問選定には、明確なロジックがあるわけです。

なぜ20問なのか?

これも研究に基づいた設計です。

「オランダ発祥で30年以上歴史がある仕組み。例えば何問あれば精度が高く判定できるかという研究もある。日本みたいに10政党以上ある場合は、やっぱり20問近くないと、かなり精度の高い判定ができない」

10問だと、A党とB党の結果が近くなってしまい、判別できないことが多いというデータがあるそうです。

一方で、5問のクイック版も用意してあり、「もっとやってみたい」と思った方は本格的な20問版に誘導する設計になっています。

なぜ「選挙.comは高市寄り」に見えるのか?

これは非常に興味深い分析です。鈴木氏が直接ヒアリングしたところ、ある共通点が見えてきました。

ほとんどが「切り抜き動画」を見ていた

「実際どういう動画をご覧になってそういう印象を持ってるか聞いたんですよ。そしたら、ほとんど全ての方は選挙.comの本体じゃなくて、切り抜き動画をご覧になった方だった」

選挙.comは切り抜きをオッケーにしています。するとどうなるか?

「数字が回る」部分だけが切り抜かれる

例えば、近藤さんとキムまさんの人気の解説動画。1時間のトークの中で:

  • 高市さんを評価している箇所もあれば
  • 野党を評価していたり
  • 高市さんを批判している箇所もある

つまり、本編ではバランスよく扱っているわけです。

しかし、切り抜き動画では:

「やっぱり数字が回ることが大事なので、結局その高市さんを今上げている箇所だけを切り抜いてそれを動画化しているケースが結構多い」

高市さんへの批判部分は、切り抜きでは全く使われないのです。

昨日の収録でも批判していた

鈴木氏は具体例を挙げています:

「昨日も共演させていただいたんですけど、近藤さんは高市さんに対しての厳しいこともおっしゃってるんですよ。マーケットの話とか討論会のキャンセルの話とか、普通だったら結構その批判を浴びてるような話だみたいなこと」

でも、そういう部分は切り抜きでは使われない。結果として、「選挙.comは高市寄り」という印象だけが残ってしまうのです。

直近2000件表示の本当の理由

「マッチング結果が直近2000件しか表示されないのは、特定政党を有利にするため?」という批判もあります。

実は逆:透明性を担保するため

鈴木氏の説明は明快です:

「むしろちょっと我々の考えとしては逆で、直近2000件をちゃんと公開することで、ある程度その例えばどっか特定の政党に偏ったものではないですよと示したい」

どのタイミングで2000件を切り取っても、いろんな政党にマッチングしている結果が出てくるはずだ、ということです。

サーバー負荷の問題

なぜ全件ではないのか?

「これまでの回答結果全部だと、データが重すぎてサーバーがちょっと応答できなくなっちゃう」

前回の衆院選では400万人が利用しました。日本の投票者が約6000万人なので、6%から7%の方が利用している計算です。これだけの規模になると、全件表示はサーバー的に難しいのです。

党首のツイート後に一気に上がる現象

興味深い現象も紹介されました:

「国政政党の党首の方がツイート後、その政党の支持者の方々がめっちゃ使うので、結構その政党が一気にマッチングとしては直近2000で上がるみたいな現象はありますね」

これは自然な現象であり、不正でも何でもないということです。

前回の衆院選:400万人が利用、30代以下が6割

選挙.comの投票マッチングの規模感を示す数字をご紹介します:

  • 利用者数: 約400万人(前回衆院選)
  • 年代層: 30代以下が6割
  • 政党支持: 支持政党なし(無党派層)が8割

つまり、若い世代の無党派層がめちゃくちゃ多いのです。

この層は従来のメディアではなかなかリーチできない層。選挙.comは、こうした若い無党派層に投票判断の材料を提供しているという点で、非常に重要な役割を果たしていると言えます。

まとめ:選挙情報の信頼性を見極めるポイント

この動画から学べる重要なポイントは:

  1. ビジネスモデルの理解: 誰が顧客で、どこから収益を得ているかを知ることで、中立性を判断できる

  2. 仕組みの透明性: 投票マッチングは各党の回答を公開し、検証可能にしている

  3. 切り抜き動画の影響: 本編とは異なる印象を与える可能性がある

  4. 設問設計のロジック: 世論調査や国会の状況など、明確な根拠に基づいて決定されている

  5. データの限界: サーバー負荷など、技術的な制約も理解する必要がある

選挙情報を受け取る側として、こうした「裏側」を理解しておくことは非常に重要です。単に情報を鵜呑みにするのではなく、どういう仕組みで、どういうロジックで作られているのかを知った上で、投票判断の参考にする。

選挙.comは、少なくとも仕組みを説明し、検証可能にしているという点で、透明性の高い運営をしていると言えるでしょう。


動画情報

タイトル: 選挙.comに対する批判への回答
動画URL: https://youtu.be/O1MHxikVUtQ
出演者: 鈴木和(選挙.com編集長)、伊藤ゆか(副編集長)
テーマ: 選挙.comへの批判・疑問への回答、投票マッチングの仕組み解説

この動画は、選挙情報サイトの信頼性を見極めたい全ての有権者におすすめです。メディアリテラシーを高める上でも非常に参考になる内容です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました