【2026年2月版】JELOS後継ROCKNIXの最新動向|レトロゲーム機カスタムFW・対応デバイス・エミュレーション完全ガイド

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【2026年2月版】JELOS後継ROCKNIXの最新動向|レトロゲーム機カスタムFW・対応デバイス・エミュレーション完全ガイド

はじめに

レトロゲーム携帯機のカスタムファームウェア界隈は、2024年にJELOS(Just Enough Linux Operating System)プロジェクトが終了するという大きな転換期を迎えました。しかし、その精神は後継プロジェクト「ROCKNIX」に受け継がれ、2026年現在もさらに進化を続けています。

この記事では、JELOSからROCKNIXへの移行の経緯、ROCKNIXの最新リリースの特徴、対応デバイス一覧、そしてレトロゲーム携帯機をカスタムファームウェアで最大限活用するための実践ガイドを、英語圏の最新情報をもとに詳しくお伝えします。

JELOSからROCKNIXへ:何が変わったのか

JELOSプロジェクトの終了

JELOSは、AnbernicやPowkiddyなどのレトロゲーム携帯機向けにカスタムLinuxディストリビューションを提供するプロジェクトとして、多くのユーザーに愛用されてきました。しかし、GitHubリポジトリでは次のように告知されています。

“The JELOS project has come to an end, however the sources will continue to be made available. Binaries are no longer provided.”
(JELOSプロジェクトは終了しましたが、ソースコードは引き続き利用可能です。バイナリの提供は終了しています)

ソースコードは公開されたままですが、ビルド済みのバイナリは提供されなくなりました。これは実質的に、一般ユーザーがJELOSを新規インストールすることが困難になったことを意味します。

ROCKNIXの誕生

Retro Game Corpsが報じたように、JELOSチームの元メンバーが中心となって新プロジェクト「ROCKNIX」(Rockchip + Linux)を立ち上げました。JELOSのDiscordサーバーもROCKNIXに移行され、コミュニティもスムーズに引き継がれています。

ROCKNIXはJELOSのフォークとして機能しつつも、新しい機能やデバイスサポートを積極的に追加しており、単なる後継以上の進化を遂げています。

ROCKNIX最新リリース(20250517)の注目機能

2025年5月にリリースされた最新版には、23名のコントリビューターによる多数の改善が含まれています。

新規エミュレーター追加

Azahar(旧Citra後継):S922X、SM8250、SM8550、RK3588プラットフォームで3DSエミュレーションが可能になりました。

Cemu:SM8250およびSM8550プラットフォームでWii Uエミュレーションに対応。高性能SoCを搭載したデバイスでWii Uタイトルが楽しめるようになっています。

Daedalus:N64エミュレーターの追加により、エミュレーション選択肢がさらに広がりました。

EmulationStationの完全リベース

UIフロントエンドであるEmulationStationが完全にリベースされ、以下の新機能が追加されています。

  • テーマダウンローダー:お好みのテーマをGUI上から直接ダウンロード・適用可能
  • 拡張Bluetooth UI:Bluetoothコントローラーの接続管理がより直感的に
  • ランブル・フォースフィードバック対応:振動モーター搭載デバイスでランブル機能の有効・無効を切り替え可能

その他の注目機能

  • タッチスクリーン対応デバイスでのマルチタッチ有効・無効切り替え
  • RPCS3(PlayStation 3エミュレーター)のSD865対応
  • Vulkanサポートによる性能向上のXemu(Xboxエミュレーター)
  • レトロアチーブメント対応のDolphin QT

対応デバイス一覧

ROCKNIXは驚くほど多くのデバイスに対応しています。

Anbernic

RG351P/M/V、RG353P/M/V/VS/PS、RG503、RG552、RG35XX PLUS/H/SP/2024、RG40XX V/H、RGCUBEXX、RG34XX SP、RG28XX

Powkiddy

V10、RGB10、RGB10X、RGB10 Max 3、RGB20SX、RGB20 Pro、X55、RGB30

Retroid

Pocket 5、Pocket Mini、Pocket Mini V2、Pocket Flip2

その他

ODROID Go Advance/Super/Ultra、Gameforce Ace、Orange Pi 5/5 Plus、Ayn Odin 2シリーズ

実践手順:ROCKNIXをレトロゲーム機にインストールする

ステップ1:デバイスの確認

自分のデバイスがROCKNIXの対応リストに含まれているか、公式GitHubリポジトリで確認します。

ステップ2:最新リリースのダウンロード

Releasesページから、自分のデバイスに対応するイメージファイルをダウンロードします。

ステップ3:SDカードへの書き込み

balenaEtcher、Raspberry Pi Imager、またはdd(Linux)を使用して、ダウンロードしたイメージをmicroSDカードに書き込みます。16GB以上のSDカードを推奨します。

ステップ4:初期設定

デバイスにSDカードを挿入して起動すると、初期セットアップウィザードが表示されます。Wi-Fi、言語、タイムゾーンなどを設定します。

ステップ5:ROMの追加

Wi-Fi経由でのファイル転送、SDカードの直接コピー、またはクラウド同期機能を使ってROMファイルを追加します。ROCKNIXはVPNやクラウド同期など、他のカスタムファームウェアにはない機能も備えています。

よくある質問(FAQ)

Q: JELOSとROCKNIXの違いは何ですか?

A: ROCKNIXはJELOSのフォークで精神的後継プロジェクトです。JELOSは開発終了していますが、ROCKNIXは新規デバイスサポート、新エミュレーター、UI改善などを積極的に進めています。

Q: JELOSからROCKNIXへの移行は簡単ですか?

A: クリーンインストールが推奨されます。設定やセーブデータはバックアップしてから移行しましょう。ROCKNIXの初期設定は直感的で、移行の手間は最小限です。

Q: ROCKNIXはどのエミュレーターに対応していますか?

A: ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ、PS1、N64、PSP、DS、3DS、PS2、GameCube、Wiiなど、デバイスの性能に応じて幅広いエミュレーターが利用可能です。

Q: ROCKNIXは日本語に対応していますか?

A: UIの言語設定で日本語を選択可能です。ただし、一部のメニューや設定は英語のみの場合があります。

まとめ

JELOSプロジェクトは終了しましたが、その精神はROCKNIXに確実に受け継がれ、さらに発展しています。新しいエミュレーターの追加、EmulationStationの刷新、対応デバイスの拡大など、レトロゲーム携帯機のカスタムファームウェア体験はかつてないほど充実しています。

Anbernic、Powkiddy、Retroidなどのレトロゲーム機を持っている方は、ぜひROCKNIXを試してみてください。VPN対応、クラウド同期、ネイティブスクレイピングなど、純粋なLinux環境ならではの高度な機能も魅力的です。

参考資料

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