Windows Updateエラー0x800f0991の解決方法【2026年最新版】

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Windows Updateエラー0x800f0991の解決方法【2026年最新版】

Windows 11のアップデートを適用しようとした際に「Install error – 0x800f0991」というエラーが表示され、更新プログラムのインストールに失敗してしまう問題が、2026年1月のセキュリティ更新プログラム(KB5074109)を中心に多数報告されています。この記事では、エラー0x800f0991の原因を徹底的に解説し、初心者でも実行できる段階的な解決方法を紹介します。Microsoft公式のQ&Aフォーラムや海外の技術コミュニティで共有されている実証済みの対処法をまとめていますので、このエラーでお困りの方はぜひ参考にしてください。

このエラーとは?発生する症状

Windows Updateのエラー0x800f0991は、Windowsのコンポーネントベースサービシング(CBS: Component Based Servicing)エンジンが、更新プログラムのインストール中にXMLメタデータの解析に失敗した際に発生するエラーです。正式な内部名称は CBS_E_XML_PARSER_FAILURE と呼ばれており、Windows Update Agentがマニフェストファイルを正しく読み取れない状態を示しています。

このエラーが発生すると、まず「設定」アプリの「Windows Update」画面で累積更新プログラムのダウンロードとインストールが途中で停止し、「Install error – 0x800f0991」というメッセージが表示されます。更新プログラムのインストール進行率が一定のパーセンテージで止まったまま動かなくなったり、再起動後に「更新プログラムを構成できませんでした。変更を元に戻しています」という表示が出ることもあります。

Microsoft Q&Aフォーラムでは、2026年1月のセキュリティ更新プログラムKB5074109の適用時にこのエラーが集中的に報告されており、Windows 11のバージョン24H2および25H2のユーザーが特に影響を受けています。同様のエラーはWindows Server 2025でも確認されています。セキュリティ更新プログラムが適用できない状態が続くと、既知の脆弱性が修正されないまま放置されることになるため、早急な対処が必要です。

このエラーが発生する原因

原因1: Windows Updateコンポーネントストアの破損

最も一般的な原因は、Windows Updateのコンポーネントストア(WinSxSフォルダ)内のファイルが破損していることです。コンポーネントストアは、Windowsのシステムファイルや更新プログラムの情報を管理する重要な領域です。ここに格納されているXMLマニフェストファイルが壊れていると、CBSエンジンがアップデートパッケージの内容を正しく解析できなくなり、0x800f0991エラーが発生します。

この破損は、過去のWindows Updateの途中中断、不正なシャットダウン、ディスクの問題など、さまざまな要因で引き起こされる可能性があります。Windows 11 Forumでも、コンポーネントストアの破損がこのエラーの主因として広く認識されています。

原因2: SoftwareDistributionフォルダのキャッシュ破損

Windows Updateがダウンロードした更新プログラムのファイルは、C:\Windows\SoftwareDistribution フォルダに一時的に保存されます。このキャッシュフォルダ内のデータが破損すると、ダウンロード済みの更新パッケージが正しく展開できず、インストールエラーが発生します。

Windows Reportの報告によると、Windows Update経由で配信される更新パッケージ(WIMファイル)のサイズが、Microsoft Update Catalogから直接ダウンロードしたものと比べて著しく小さい場合があり、不完全なダウンロードがエラーの原因となっていた事例も確認されています。

原因3: システムファイルの損傷

Windows OSの基幹システムファイルが何らかの理由で損傷している場合も、更新プログラムのインストールに失敗することがあります。特に、DLLファイルやレジストリ情報が不整合を起こしていると、サービシングスタック(Servicing Stack)が正常に動作せず、結果としてCBSエンジンのXMLパーサーがエラーを返します。

原因4: サービシングスタック更新プログラム(SSU)の欠落

サービシングスタック更新プログラム(SSU: Servicing Stack Update)は、Windows Updateの仕組み自体を更新するための重要なコンポーネントです。このSSUが最新でない場合、新しい累積更新プログラムをインストールするための前提条件が満たされず、0x800f0991エラーが発生することがあります。Microsoft Community HubでもSSUの欠落が原因の一つとして指摘されています。

原因5: サードパーティ製ソフトウェアの干渉

ウイルス対策ソフトやファイアウォールソフトが、Windows Updateの通信やファイル操作をブロックすることで、更新プログラムのダウンロードやインストールが正常に完了しないケースがあります。特に、リアルタイム保護機能がWindowsのシステムフォルダへの書き込みを制限している場合に、このエラーが発生しやすくなります。

解決方法1: Windows Updateコンポーネントのリセット(推奨)

この方法は、Microsoft Q&Aで最も推奨されている対処法です。Windows Updateに関連するサービスを停止し、キャッシュフォルダをリネームすることで、完全に新しい状態からアップデートメタデータをダウンロードし直します。

手順1: コマンドプロンプトを管理者権限で開く

まず、スタートメニューの検索バーに「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。ユーザーアカウント制御(UAC)の確認画面が表示されたら「はい」をクリックしてください。

手順2: Windows Update関連サービスを停止する

以下の4つのコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。これにより、Windows Updateに関連する全てのサービスが停止されます。

net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver

各コマンドを実行すると「サービスは正常に停止されました」というメッセージが表示されます。すでに停止している場合は「要求したサービスはまだ開始されていません」と表示されますが、問題ありません。

手順3: キャッシュフォルダをリネームする

次に、以下の2つのコマンドを実行して、更新プログラムのキャッシュフォルダをリネームします。これにより、Windowsは次回のアップデート時に新しいフォルダを作成し、キャッシュをゼロから構築します。

ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old

手順4: サービスを再起動する

以下のコマンドで、先ほど停止したサービスをすべて再起動します。

net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver

手順5: Windows Updateを再実行する

「設定」→「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックして、再度アップデートのインストールを試みてください。多くの場合、この方法でエラーが解消されます。

注意点

  • コマンドは必ず管理者権限のコマンドプロンプトで実行してください。通常のコマンドプロンプトでは「アクセスが拒否されました」というエラーが出ます。
  • リネームしたフォルダ(SoftwareDistribution.old、catroot2.old)は、問題が解決した後に安全に削除できます。
  • この操作を行うと、過去にダウンロードした更新プログラムのキャッシュがすべて失われるため、更新プログラムの再ダウンロードが必要になります。

解決方法2: DISMとSFCによるシステムファイル修復

方法1でエラーが解消しない場合は、システムファイルの整合性を確認し、破損したファイルを修復するDISM(Deployment Image Servicing and Management)ツールとSFC(System File Checker)コマンドを実行します。Sysnative Forumsでは、この方法でエラーが解決したという報告が多数寄せられています。

手順1: DISMコマンドでイメージの修復を行う

管理者権限のコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行します。各コマンドの完了には数分から数十分かかる場合がありますので、途中で中断しないでください。

Dism /Online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

StartComponentCleanup はコンポーネントストア内の不要なファイルをクリーンアップし、CheckHealthScanHealth でイメージの健全性を確認します。RestoreHealth は破損が検出された場合にWindows Updateを通じて正常なファイルをダウンロードし、自動的に修復を行います。

手順2: SFCスキャンを実行する

DISMコマンドの実行が完了したら、続けて以下のコマンドを実行します。

sfc /scannow

このコマンドは、Windowsの全システムファイルをスキャンし、破損したファイルを正常なコピーで自動的に置き換えます。「Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました」と表示されれば、修復が成功しています。

手順3: PCを再起動して更新を再試行する

すべてのコマンドの実行が完了したら、PCを再起動します。再起動後、「設定」→「Windows Update」から更新プログラムのインストールを再度試みてください。

解決方法3: インプレースアップグレード(修復インストール)

上記の方法でも解決しない頑固なケースでは、インプレースアップグレード(Repair Install)が最も確実な解決策です。Microsoft Learnでも公式に推奨されている方法で、個人ファイルやインストール済みアプリケーションを保持したまま、Windowsのシステムファイルを完全に再インストールします。

手順1: Windows 11のISOファイルをダウンロードする

Microsoft公式サイトからWindows 11のISOファイルをダウンロードします。お使いのPCのアーキテクチャ(x64)に対応したバージョンを選択してください。

手順2: ISOファイルをマウントする

ダウンロードしたISOファイルをダブルクリックすると、仮想ドライブとしてマウントされます。エクスプローラーで新しく表示されたドライブを開きます。

手順3: setup.exeを実行する

マウントしたドライブ内の setup.exe をダブルクリックして実行します。ユーザーアカウント制御の確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。

手順4: 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」を選択する

セットアップウィザードが表示されたら、ライセンス条項に同意し、「引き継ぐものを変更」をクリックして 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」 を選択します。この設定により、個人データやインストール済みのアプリケーションは保持されたまま、Windowsのコアシステムファイルだけが再インストールされます。

手順5: インストールを開始する

「インストール」ボタンをクリックすると、修復インストールが開始されます。途中でPCが数回再起動しますが、これは正常な動作です。プロセス全体には30分から1時間程度かかる場合があります。

注意点

  • インプレースアップグレードを実行する前に、念のため重要なデータのバックアップを取ることを強く推奨します。
  • サードパーティ製のウイルス対策ソフトは一時的にアンインストールまたは無効化してください。
  • システムドライブに最低20GB以上の空き容量が必要です。
  • 修復インストール完了後、Windows.old フォルダが作成されます。問題がなければ「設定」→「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」から削除できます。

エラーを予防するには

エラー0x800f0991の再発を防ぐために、日頃から以下の予防策を実施しておくことをお勧めします。

まず、Windows Updateは可能な限り自動更新を有効にし、更新プログラムが利用可能になったら速やかに適用するようにしてください。更新プログラムを長期間放置すると、古いコンポーネントと新しいコンポーネントの間に不整合が生じやすくなります。

次に、定期的にディスクのクリーンアップを実行して、Windows Updateの古いキャッシュファイルを削除してください。「設定」→「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」から「Windows Updateのクリーンアップ」を選択することで、不要なキャッシュを安全に削除できます。

また、月に一度程度、管理者権限のコマンドプロンプトで sfc /scannow コマンドを実行し、システムファイルの健全性をチェックする習慣をつけると良いでしょう。問題が小さいうちに対処できるため、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

さらに、更新プログラムのインストール中にPCの電源を切ったり、強制的にシャットダウンしたりしないように注意してください。インストール途中の中断がコンポーネントストアの破損の最大の原因となります。ノートPCの場合は、更新プログラムのインストール中はACアダプターを接続しておくことを忘れないようにしましょう。

まとめ

Windows Updateのエラー0x800f0991(CBS_E_XML_PARSER_FAILURE)は、2026年1月のセキュリティ更新プログラムKB5074109の配信以降、Windows 11ユーザーの間で広く報告されているエラーです。主な原因はWindows Updateのコンポーネントストアやキャッシュの破損にあり、段階的に対処することで多くの場合解決可能です。

最も効果的な対処の順序は、まず 方法1のWindows Updateコンポーネントのリセット を試し、それでも解決しない場合は 方法2のDISM/SFCコマンドによるシステムファイル修復 を実行します。それでも改善しない最も頑固なケースでは、方法3のインプレースアップグレード(修復インストール) が確実な解決策となります。

なお、Microsoftは2026年1月のKB5074109で発生した複数の問題に対応するため、緊急パッチKB5078127をリリースしています。このパッチには、OutlookやOneDriveなどのアプリがクラッシュする問題の修正も含まれていますので、まだ適用していない場合はMicrosoft Update Catalogからダウンロードして適用することをお勧めします。

それでも解決しない場合は、Microsoft Q&Aフォーラムに質問を投稿するか、Microsoftのサポートに直接問い合わせてください。

参考資料

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