Strapi routes return 404 Not foundの解決方法【2025年最新版】

Strapi routes return 404 Not foundの解決方法【2025年最新版】

エラーの概要・症状

Strapiを使用している際に、「404 Not Found」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、指定したルートに対してリソースが見つからない場合に発生します。実際には、APIのエンドポイントに対して正しいリクエストを送信しても、データが存在しないか、アクセス権が適切に設定されていない場合にこのエラーが表示されることがあります。ユーザーは、APIを通じてデータを取得しようとしたが、期待した結果が得られず、混乱を招くことが多いです。この問題は特に、初めてStrapiを使用している開発者にとっては、非常に困難です。

このエラーが発生する原因

1. データが未公開

Strapiには、コンテンツを公開するためのサブシステムがあります。新しいコレクションやシングルタイプ、コンポーネントを作成する際に、デフォルトでは公開されずにドラフト状態で保存されます。例えば、投稿を作成したが、まだ公開していない場合、そのデータに対してリクエストしても、404エラーが返されることがあります。これは、公開ボタンを押していないためです。

2. アクセス権の設定不備

Strapiでは、ユーザーの役割に応じてアクセス権限を設定することができます。特に、 AuthenticatedPublicのユーザーに対して、特定のコンテンツタイプに対するfindfindOneのアクセス権が適切に設定されていない場合、404エラーが発生します。これを確認するには、管理者が設定メニューからユーザー権限をチェックする必要があります。

3. 不正なエンドポイントの使用

APIのエンドポイントを指定する際に、間違ったパスを使用することも原因となります。例えば、 /postsまたは/api/postsのどちらを使用するかによって異なる結果が返されることがあります。このため、正しいエンドポイントを指定することが重要です。

4. 動的ルーティングの問題

特に、動的なルーティングを使用している場合、パラメータの設定ミスが404エラーを引き起こすことがあります。この場合、ルートで指定したパラメータが正しく取得されていない場合が考えられます。

解決方法1(最も効果的)

手順1-1: コンテンツを公開する

  1. Strapiの管理画面にログインします。
  2. 公開したいコンテンツタイプ(例:投稿)を選択します。

  3. 未公開のドラフトを探し、公開ボタンをクリックします。

  4. 公開後、APIエンドポイントに再度リクエストを送信します。

手順1-2: アクセス権の確認

  1. Strapiの管理画面の左メニューから「Settings」を選択します。

  2. 「Users & Permissions Plugin」を選択し、AuthenticatedおよびPublicのユーザー役割を見つけます。

  3. それぞれの役割の設定を開き、findおよびfindOneのアクセス権が有効になっていることを確認します。

  4. 必要に応じて、設定を保存し、再度APIエンドポイントにアクセスします。

注意点とトラブルシューティング

  • コンテンツが未公開のままリクエストを送信しないように注意しましょう。
  • アクセス権の設定を変更した場合は、必ず設定を保存した後に再度確認してください。

解決方法2(代替手段)

  • 方法1が効果ない場合は、APIのエンドポイントを試してみることが重要です。例えば、/posts/api/postsの両方を試してみることで、どちらが正しいかを確認できます。
  • また、別のブラウザまたはプライベートモードを使用して、キャッシュの問題やセッションの影響を排除することも有効です。

解決方法3(上級者向け)

  • より高度なアプローチとして、コマンドラインから直接Strapiの設定を確認することができます。例えば、以下のコマンドを使用して、ルーティング設定を確認することが可能です。

エラーの予防方法

  • Strapiを使用する際には、必ずコンテンツを公開することを習慣にしましょう。これにより、404エラーを避けることができます。
  • 定期的にユーザー権限の設定を見直し、必要なアクセス権が適切に設定されているか確認することも重要です。
  • また、APIエンドポイントの仕様変更や新たなコンテンツタイプの追加時には、テストを行うことをお勧めします。

関連するエラーと対処法

  • 「Strapi routes return 403 Forbidden」: アクセス権が不足している場合に発生します。この場合も、ユーザー権限を確認する必要があります。
  • 「Strapi routes return 500 Internal Server Error」: サーバー内部のエラーです。この場合は、サーバーログを確認し、詳細なエラーメッセージを取得することが重要です。

まとめ

Strapiで「404 Not Found」エラーが発生した場合、まずはコンテンツが公開されているか、適切なアクセス権が設定されているかを確認することが重要です。これらの基本的なチェックを行うことで、ほとんどの問題は解決できます。さらに、正しいエンドポイントを使用することや、動的ルーティングの設定を見直すことも役立ちます。次回、同様のエラーが発生した場合は、この記事の手順を参考にして問題解決に役立ててください。

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