マッチングアプリを悪用した不動産投資詐欺の実態と被害事例【滝島一統の警告】

スポンサーリンク

マッチングアプリを悪用した不動産投資詐欺の実態と被害事例【滝島一統の警告】

YouTube動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=5fHsMoUnuBM

概要

34歳・年収550万円の会社員男性が、マッチングアプリで知り合った女性の紹介により、住宅ローンを不正利用して投資用不動産を購入してしまった詐欺被害事例です。滝島一統氏が、悪質な手口の実態と被害者が直面する深刻なリスクについて詳しく解説しています。

被害者のプロフィール

  • 年齢・職業: 34歳・会社員
  • 年収: 550万円
  • 被害物件: 新築一戸建て(投資用)
  • 物件価格: 3,430万円
  • ローン総額: 3,720万円(フルローン + 諸費用)
  • 金利: 0.45%(住宅ローン)
  • 返済期間: 40年・元利均等返済
  • 家賃収入: 月13.5万円
  • ローン支払: 月8.5万円
  • 固定資産税: 年間約10万円

詐欺の手口

1. マッチングアプリでの出会い

  • 5月上旬: マッチング成立
  • 5月中旬: 初対面
  • その後: 6〜7回デートを重ね、交際をスタート

2. 巧妙な信頼関係の構築

被害者の証言によると、女性は以下のような身の上話をしていました:

  • 両親が交通事故で亡くなった
  • 関西県出身で、看護師になるために大阪に出てきた
  • お金のことをちゃんと考えたいと真剣に話していた

2〜3ヶ月かけて信頼関係を構築し、他のマッチングアプリでの出会いとは異なり、すぐに投資の話をしてこなかったことが、被害者を安心させる要因となりました。

3. ファイナンシャルプランナーの紹介

交際開始の2〜3週間後、女性の勤務先の「ファイナンシャルプランナー」を紹介され、以下のような提案を受けました:

  • 節税対策として不動産投資が有効
  • 住宅ローンで組んだ方が金利が低くてお得
  • 「みんなやっているから大丈夫」
  • 「もし何かあったら我々が対応する(金利を上げて交渉する)」

4. 圧迫的な契約への誘導

  • 内見なしでの契約: 「すぐ決めないと」という圧迫的な営業
  • 契約後に自分で外観と立地を確認(内見はしていない)
  • 契約日: 2024年7月20日頃

5. 契約後の音信不通

契約から約3週間後、女性からの連絡が途絶えました。クーリングオフ期間を過ぎたタイミングでの計画的な音信不通です。

物件の実態と問題点

価格の不当な上乗せ

項目 金額
購入価格 3,430万円
他社査定 約2,700万円
価格差(上乗せ分) 約730万円

滝島氏の分析によると、この物件は3タ目契約(売主→仲介業者→さらに仲介業者→購入者)により、業者間で利益を分け合うために不当に価格が上乗せされています。

住宅ローン不正利用のリスク

現在は金利0.45%の住宅ローンですが、投資目的での利用が発覚すると

  1. 金利上昇: 2%程度のアパートローンへの借り換えを迫られる
  2. 月々の支払い: 8.5万円 → 12.3万円に増加
  3. 手残り: 月4万円 → ほぼゼロ(または赤字)

賃料下落のリスク

  • 現在の家賃: 13.5万円(新築プレミアム価格)
  • 敷金: 0円
  • 礼金: 2ヶ月分(AD等で消費されている可能性)
  • 5年後の予想賃料: 12万円程度(不動産業者の見解)
  • 滝島氏の見立て: 1.5万円程度高めに設定されている可能性

新築時の高めの家賃設定は長続きせず、退去後の再募集では大幅に下がる可能性があります。

被害者が直面する深刻な選択肢

最悪のシナリオ

滝島氏が指摘する、被害者が直面する可能性のある深刻な事態:

1. 一括返済の要求

住宅ローン不正が発覚し、銀行から一括返済を迫られるケース:

  • 必要な手出し: 約1,000万円以上
  • 被害者の貯蓄: 株式等を含めて350〜400万円程度(冬のボーナス含む)
  • 結論: 支払い不可能

2. 自己破産ができない可能性

最も恐ろしいリスクとして、滝島氏は以下を指摘:

  • 法律上の建て付けでは「銀行を騙した」ことになる
  • 悪意のある融資とみなされ、自己破産が認められない可能性
  • 実質的には被害者だが、法的には主犯として扱われる
  • 罪に問われる可能性もある

3. 弁護士による交渉の必要性

滝島氏の動画で紹介されている類似ケースでは:

  • 弁護士が金融機関と交渉
  • 「実質的な被害者であり、公益通報をしようとしている人物」として扱ってもらう
  • 債権の一部放棄を銀行にお願い
  • 本人は自己破産が必要だが、それ以上の被害を避ける

被害者の心身への影響

被害者の証言:

「体重が3週間で5〜6kg落ちた。ご飯が食べられなくなった。」

精神的な苦痛が極めて大きく、日常生活にも深刻な影響が出ています。

滝島一統氏が提示する2つの選択肢

選択肢1: 早期の法的対応

  • 弁護士への相談: できるだけ早く専門家に相談
  • 銀行への先手の説明: 法的なソフトランディングを目指す
  • 公益通報の姿勢: 悪質業者を告発する姿勢を示すことで、銀行との交渉材料にする

選択肢2: 自己居住への切り替え

  • 現在の入居者が退去するまで待つ
  • 自分が住む: 住宅ローンの使用目的を合法化
  • ただし、被害者の職場との距離や生活環境を考えると現実的ではないケースも多い

マッチングアプリ不動産詐欺の実態

結婚詐欺のスケールアップ版

滝島氏はこの手口を「結婚詐欺のスケールアップ版」と表現しています:

  • 従来の結婚詐欺:お金を直接だまし取る → 詐欺として立件しやすい
  • マッチングアプリ不動産詐欺:市場価格より高い不動産を買わせる → 詐欺として立件が極めて困難

業界の実態

滝島氏が不動産エージェントサイトの出資者から聞いた情報:

  • トップセールスの手口:マッチングアプリで女性と知り合い、結婚をほのめかして「2人の将来のために」とワンルームマンションを買わせる
  • バック報酬: 1件あたり60〜90万円
  • 年収: 月1件でも約1,000万円近くになる
  • 経営陣: 手口を知っていながら、売上につながるため放置

被害の拡大

滝島氏の推測:

「マッチングアプリ女は星の数ほどいて、スクラップアンドビルドで次々とターゲットを変えている。騙しやすい人は1〜2回でクロージング、ダメな人とはすぐ連絡を絶つ。」

滝島氏の怒りと社会への警鐘

詐欺罪の厳罰化を求める

滝島氏は激しい怒りを込めて、以下のように主張しています:

「人の金を奪うことは、人の命を奪うことに等しい。詐欺師は銃殺刑にするべきだ。」

「普通のサラリーマンが大学で勉強して、大手に務めて、35〜45年死ぬほど頑張って手元に残る老後資金が2,000万円。2,000万円以上詐欺した時点で死刑にするべき。」

日本の法律の問題点

  • 詐欺の立件が困難: 市場価格より高く売りつけただけでは詐欺として立件しにくい
  • 刑罰が軽い: 捕まっても罰金や短期間の服役で済む
  • 再犯が容易: 詐欺師がいくらでも再犯できる環境
  • 警察・検察の消極性: 面倒な事件として真剣に取り合わない

まとめ:被害に遭わないために

警戒すべきポイント

  1. マッチングアプリでの出会いから数週間〜数ヶ月後の投資話: たとえ信頼関係ができていても、慎重に
  2. 住宅ローンでの投資用不動産購入の提案: 明確な違法行為であり、絶対に応じない
  3. 「みんなやっている」「何かあったら対応する」: 典型的な詐欺トーク
  4. 内見なしでの契約への圧迫: 正常な不動産取引ではありえない
  5. ファイナンシャルプランナーや知人の紹介: グルである可能性が高い

滝島氏からのメッセージ

被害者への励ましの言葉:

「まだお若いですし、年収も高いエリートなので、命を失ったわけではない。気を強く持ってください。時と共に気持ちは癒えていきます。この動画を見て、同じような被害に遭う人が減ると思います。」


この動画は、マッチングアプリを悪用した不動産投資詐欺の実態を広く知らせ、被害を未然に防ぐための重要な警告となっています。恋愛感情を利用した悪質な手口には、十分な注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました