平島です。この夏はとっても暑かったので、PCが高熱で落ちて作成中のデータがきれいさっぱり消失したこともあったのですが、それはともかくデータのバックアップの大切さを、身にしみて感じている昨今です。
最近はデータ自体をクラウドに置いて扱う機会が増えてきましたので大きな被害も無いのですが、PCに作った様々な環境がさっぱり無くなってしまうと、やはりなかなか立ち直れません。今回は、USBで接続した外付けHDDに、PCの中身自体をまるっと全部バックアップする方法をお伝えします。
バックアップにもいろんな形態があります。ファイル単位にコピーする形態もあれば、今回のようにディスク単位にコピーする形態もあります。前者は単純ですが、後者は一般に専用のソフトを使うことが多いです。今回は、個人でも使えるEaseUS Todo Backup Freeという無料のソフトを使って実施します。今回はバックアップの手順を紹介して、次回は復元(リストア)を行いますね。
今回も画面ベースで説明して、分かった気持ちになるシリーズです。もし質問や、ご助力できることがあったら、お気軽に連絡くださいね。誰かの役に立てると嬉しいです。
EaseUS Todo Backup Free のインストール
まず、EaseUS Todo Backup Freeをダウンロードしてインストールしましょう。以下のURLにアクセスをして、ダウンロードに進みます。

最初にメールアドレスを入れる必要がありますね。

その後、進めていくとこの画面にたどり着きます。ダウンロードリンクをクリックしましょう。

ダウンロードしたファイルを実行しますと、こんな画面になります。インストールしましょう。

ビジネスですからね、やはりこの時点に来ても有料のエディションのアピールは忘れないわけで。申し訳ないですが今回はスルーして無料インストールに進みます。

しばらく、ダウンロードしてインストールに時間が必要です。

お、無事完了しましたね。

EaseUS Todo Backup Free を使ったバックアップ
前の画面から進めると、ライセンスの選択を進められるので、華麗にスルーして「後で」ですね。

そうすると画面が起動しました。いくつか選べますが、ディスク/パーティション、を選択します。

そうすると、どれをバックアップするか選択をするところにいきます。今回はハードディスク0ですので、これを選びます。バックアップ先のディレクトリは、外付けUSBディスクを選びましょう。

前の画面で「バックアップオプション」がありますが、これについては後述致します。先ほどの実行ボタンを押した後に、バックアップが開始されます。完了するまで数時間放置しましょう。。。

あれ?こんだけ?と思いますが、これでバックアップOKです。簡単ですね。
EaseUS Todo Backup Free のバックアップオプション
ここでは先ほどの画面でのバックアップ時のオプションを説明します。バックアップ系のソフトはいろいろありますが、無料のソフトでもいろいろできるようになっています。参考になれば。
まず、これ。この画面では圧縮や分割について設定できます。

バックアップイメージを暗号化することもできるんですね。

処理の優先度も設定できます。早く終わらせたい場合は高に設定しましょう。

他に、完了後にメール通知することもできます。

メールだけでなく、コマンドを実行することもできますね。

あらあら、FTPでコピーすることもできますね。

除外したいファイルも設定できます。いろいろあるなぁ。

高度ですが、セクタバイセクタのバックアップも可能です。

まとめ
ということで、今回は「パソコンをまるっとバックアップする方法」をご紹介しました。
私が初めてイメージバックアップを知った場所は、今から20年ほど、当時アルバイトをしていた技術系の専門校でした。生徒さんのPCをまとめてインテグする場面だったと思います。先輩の講師さんが、Ghostを使って、バックアップした1つのイメージから複数の端末にNW越しにイメージを書き込んでいました。びっくりしました。なんて便利なんだろうって。
次は、大学院の研究室で、当時管理をしていたサーバのバックアップを行った際のことを記憶しています。Acronis True Imageというソフトで、研究用に運用していたサーバをバックアップしました。Windows 2000 Serverや、Windows XPや、Red Hat Linux(RHELではない)など、OSまるっとバックアップしたときの安心感といったらなかったです。もう壊れても大丈夫だって思えて。
イメージバックアップすると、差分バックアップや増分バックアップなどの概念が出てきたり、ベンダごとのバックアップイメージの変換がされたり、更にはバックアップイメージから仮想マシンのイメージ作成の変換がされたりもします。単純なバックアップの概念からは大きく変わってきますね。
今日はここまで。もし質問や、ご助力できることがあったら、お気軽に連絡くださいね。誰かの役に立てると嬉しいです。