太田光が斉藤鉄夫に迫った「トランプは正義か悪か」——答えに絶句した
「トランプの方が正義のような気がしてしまうんです」
爆笑問題・太田光が、中道改革連合の斉藤鉄夫共同代表に投げかけた問い。それは、国際秩序の根本を揺るがす「禁断の質問」だった。
衆院選2026を前に実現したこの対談。政治家と芸人という異色の組み合わせが、驚くほど深い議論を展開した。
「自民党と別れて正解だったのか」——太田の直球質問
太田はまず、公明党が自民党との連立を離脱したことについて切り込んだ。
「公明党が与党にいた時の方が、ブレーキ役として重要だったんじゃないですか?」
これは多くの国民が感じている疑問だろう。維新と組んだ今の自民党には、歯止めをかける存在がいない。
斉藤代表の答えはこうだった。
「集団的自衛権のフルスペック容認、そのための憲法改正——これが連立合意に入っている。これは専守防衛の枠を大きく超える。どうしても阻止しなければならない」
ブレーキをかけるには、外から反対するしかなかった——そういうことらしい。
「非核三原則、本当に守られてきたんですか?」
太田は鋭い質問を続けた。
「持ち込ませないの部分。これ、今まで守られてきたんですか?密約の問題もあったし」
核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則。しかし、アメリカとの密約により「持ち込ませない」は曖昧だったという指摘は以前からある。
斉藤代表は慎重に答えた。
「全てを直接見ているわけではないので分かりません。しかし、原則を持っているということ自体が大きな抑止力になったのではないでしょうか」
「トランプのスピード感」VS「法の支配」——太田の葛藤
ここから対談は、予想外の方向に展開した。
太田が切り出した。
「ベネズエラの国民は、長い間苦しんできた。西側諸国は『あの国は良くない』と言いながら、どうしようかと長い目で見てきた。その何年かの間に、何人亡くなったんだろうと思うと——」
そして、こう続けた。
「今トランプがやっていることの方が、正義のような気がしてしまうんです。悪魔のささやきのようにも見えるけど」
国連やNATOの手続きには時間がかかる。合意形成に何年もかかる間に、人々は死んでいく。トランプはそれを「スピード感」で解決しようとしている。
これは正義なのか、暴挙なのか——。
斉藤代表の答え——「長い目で見れば」
斉藤代表は、こう応じた。
「力による押さえつけを繰り返していくと、最終的には大きな破綻が来るのではないか」
「長い目で見た時に、やはり法の支配に基づく秩序が、被害を最も少なくする」
太田は黙った。
「分かるんですよ、斉藤さんのおっしゃることも。でも、それは私の中でもジレンマなんですよね」
「北東アジア安全保障対話機構」——アメリカ大使に直談判していた
斉藤代表は、ある構想を明かした。
「北東アジア安全保障対話機構」——ロシアや北朝鮮も含めた地域の対話機構を作るというものだ。
「アメリカ大使にも話しました。『ボスに話す』と言ってくれた」
これはトランプが作ろうとしている新たな平和機構と、どこか重なる部分がある。敵対国も含めて、まずはテーブルにつく。対話から始める。
「偶発事故が大きな戦争に結びつかないように、まずそこから始めましょう」
「中道」とは何か——哲学的対話
対談は、驚くほど哲学的な方向に進んだ。
太田が問いかけた。
「日本には『中空構造』という考え方がある。中心を決めないという日本人の特性。これと『中道』は関係があるのか」
斉藤代表は、こう答えた。
「それもある意味では真実です。宇宙空間を支配している真理ですから、日本に当てはまらないとは言えない」
中道とは、単に右と左の「真ん中」ではない。異なる意見を聞いて理解し、その中から合意を見出していく行為だという。
最後に太田が語った「日本人の政治家への願い」
対談の終わり、太田はこう締めくくった。
「共産党の田村委員長とも話したんです。イデオロギーで対立するんじゃなくて、一丸となってこの国をどうするか議論してほしい」
「言葉にしないことでうまくやってきた日本政治。でも今、世界秩序が変わろうとしている。そういう時代に、政治家同士がもっと本音で話し合ってほしい」
政治家と芸人。立場は違えど、日本の未来を憂う気持ちは同じなのかもしれない。
この記事の元になった動画
太田光×斉藤鉄夫の対談全編はこちら:https://youtu.be/fjpjF57MUuM

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