民泊投資詐欺の実態!初期費用550万円で利回り60%の罠を徹底分析

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民泊投資詐欺の実態!初期費用550万円で利回り60%の罠を徹底分析

YouTube URL: https://youtu.be/6X68bSON8f0
チャンネル: 不動産G 滝島一統
相談者: 43歳会社員(年収500万円)


  1. 📋 案件概要
  2. 💰 初期費用の内訳と水増しの実態
    1. 総額:550万円
      1. 1. 住民説明会・現地調査(86万円)
      2. 2. 翻訳費(32万円)
      3. 3. アメニティ・備品
        1. シャンプー・ボディソープ等
        2. その他備品
    2. 費用の総括
  3. 📊 収益シミュレーション vs 実績
    1. 当初のシミュレーション(他物件の実績ベース)
      1. アパート全体の収支シミュレーション
    2. 実際の収益(2023年12月〜2024年4月)
      1. 平均収益
  4. 🌊 民泊収益の季節変動
    1. 滝島氏の分析(民泊運営経験あり)
      1. 12月・1月(繁忙期)
      2. 2月(閑散期)
      3. 3月・4月(準繁忙期)
  5. 🚨 この投資案件の問題点
    1. 1. FP経由の紹介
      1. 構造
    2. 2. 物件選定の問題
      1. 大阪・西成のエリア特性
      2. 競合の多さ
      3. 家賃の高さ
    3. 3. 宿泊料金の設定
      1. 現状
      2. 市場調査
    4. 4. 運営状況の不透明性
      1. 情報開示
      2. 懸念点
  6. 🔍 典型的な民泊投資詐欺の手口
    1. ステップ1:高利回りの提示
    2. ステップ2:初期費用の水増し
    3. ステップ3:FP・コミュニティ経由の信用構築
    4. ステップ4:高家賃・違約金で囲い込み
  7. 💡 投資判断のポイント
    1. この案件を続けるべきか?
      1. 滝島氏の見解
      2. 収益の見通し
    2. 撤退を検討する場合
      1. 違約金の確認
      2. 損切りの判断
      3. 法的措置の検討
  8. 🎯 まとめ
    1. この案件の評価
      1. 初期費用
      2. 収益性
      3. 立地
      4. 運営
    2. 一般投資家への教訓
      1. FPの紹介案件は要注意
      2. 利回り60%以上は疑え
      3. 初期費用の内訳を精査
      4. 地元の物件を選ぶ
      5. 契約前に専門家に相談
  9. 📌 推奨アクション
    1. 現在の投資家がすべきこと
    2. 今後の投資家が避けるべきこと

📋 案件概要

本動画では、ファイナンシャルプランナー(FP)の紹介で大阪・西成の民泊投資に550万円を投資したが、シミュレーションと実際の収益が大きく乖離しているケースについて相談を受けています。初期費用の大部分が水増し請求されており、典型的な民泊投資詐欺の構造が明らかになります。

項目 内容
相談者 43歳会社員、年収500万円
投資開始 2023年12月
物件 大阪・西成の新築1DK(1部屋のみ)
初期費用 550万円
想定利回り 約60%(月30万円の収益)
実際の収益 月平均5万円程度(マイナスの月もあり)
家賃 月9.7万円

💰 初期費用の内訳と水増しの実態

総額:550万円

1. 住民説明会・現地調査(86万円)

  • 現地調査: 30万円
  • 住民説明会: 27万円
  • 個別訪問など: 29万円

滝島氏のコメント:

「実質、駐車場代込みで6万円程度の作業。80万円は完全にお小遣い


2. 翻訳費(32万円)

  • 英語: 8万円
  • 中国語: 8万円
  • 韓国語: 8万円
  • タイ語: 8万円

内容: 室内案内資料の翻訳(クリアファイルに入っている数ページの資料)

滝島氏のコメント:

「6部屋あるアパートで同じものを使い回ししているはず。それで各オーナーから32万円ずつ徴収している」


3. アメニティ・備品

シャンプー・ボディソープ等
  • 1式で8.8万円

滝島氏のコメント:

「相当な高級品じゃないとこの価格にならない」

その他備品
  • ベッド
  • 電子レンジ
  • 各種家電・家具

実態: 本来なら全体で100万円程度で揃う内容


費用の総括

滝島氏の評価:

「この見積もりがまずやばい。基本的に全部ボッている。本来なら200万円で済む(それでも高い)内容を550万円で請求している」

「普通にセットアップしたら100万円ぐらいで済む内容」


📊 収益シミュレーション vs 実績

当初のシミュレーション(他物件の実績ベース)

項目 金額
想定月収 30万円
想定年収 360万円
想定利回り 約60%

アパート全体の収支シミュレーション

  • 6部屋合計の純利益: 月81.8万円
  • 1部屋あたり: 月約13万円
  • 利回り: 32.86%(500万円投資時)

実際の収益(2023年12月〜2024年4月)

収益 家賃支払い 純利益
12月 89,915円 97,000円 -7,085円
1月 データ不明 97,000円 不明
2月 44,527円 97,000円 -52,473円
3月 97,705円 97,000円 705円
4月(未確定) 約40,000円 97,000円 約-57,000円

平均収益

  • 月平均: 約5万円程度
  • 想定との乖離: 83%減(想定30万円→実際5万円)

🌊 民泊収益の季節変動

滝島氏の分析(民泊運営経験あり)

12月・1月(繁忙期)

  • 年末年始は1年で最も儲かる時期
  • この物件でも12月に89,915円とスタートダッシュ

2月(閑散期)

  • 正月が終わるとガクッと下がる
  • ただし旧正月があるため、ぼちぼち客は来る

3月・4月(準繁忙期)

  • 桜の季節で意外に回るはず
  • この物件は伸びていない→懸念材料

🚨 この投資案件の問題点

1. FP経由の紹介

滝島氏の見解:

「FPの中にはろくでもない率が高い職業。FPの相談自体で稼ぐのは難しいため、怪しいビジネスや投資を紹介してキックバックで生きているFPが非常に多い

構造

  1. 副業コミュニティにFPが参加
  2. FPが「資産相談」の名目で民泊投資を紹介
  3. 不動産業者とグル
  4. キックバックでFPが利益を得る

2. 物件選定の問題

大阪・西成のエリア特性

  • 大阪の中心部だが、観光客に人気のエリアではない
  • 万博会場はユニバーサルスタジオがある島の下(西成からは遠い)
  • 万博客は桜島駅周辺に宿泊する可能性が高い
  • 「万博で儲かる」は営業トーク

競合の多さ

  • ダブルベッド2つの詰め込み型民泊
  • 安く泊まる人向けのため、競合が多い
  • 差別化が困難

家賃の高さ

  • 新築1DKで月9.7万円
  • エリア的には高めの設定
  • オーナーは高家賃で安定収入、投資家は初期費用が高いため簡単に撤退できない

3. 宿泊料金の設定

現状

  • 1泊12,000円程度
  • 「口コミを得るために低く設定している」との説明

市場調査

  • 西成エリアで個室民泊は1泊7,000円〜10,000円程度
  • 1.2万円でも競争力が低い可能性

4. 運営状況の不透明性

情報開示

  • 何日から何日まで予約があったかの明細は送られてくる
  • ただし、運営の詳細(集客方法・価格戦略など)は不透明

懸念点

  • 最初はキャンペーン価格で集客
  • 口コミを集めるために格安で提供
  • キャンペーン終了後、繁忙期なのに客が入らない

🔍 典型的な民泊投資詐欺の手口

ステップ1:高利回りの提示

  • 年利60%以上という魅力的な数字
  • 他物件の実績を見せて信用させる
  • 「関西万博で儲かる」などの時事ネタで煽る

ステップ2:初期費用の水増し

  • 本来100万円で済むセットアップを550万円で請求
  • 「翻訳費」「住民説明会」などもっともらしい名目
  • 詳細を確認しない投資家から暴利を得る

ステップ3:FP・コミュニティ経由の信用構築

  • 副業コミュニティで仲間意識を醸成
  • FPという専門家の肩書で信用させる
  • 「みんなで儲けましょう」という雰囲気作り

ステップ4:高家賃・違約金で囲い込み

  • 家賃を相場より高く設定
  • 初期費用が高額なため損切りが困難
  • 違約金を設定して途中解約を阻止

💡 投資判断のポイント

この案件を続けるべきか?

滝島氏の見解

「出だしからこの550万円は相当ダメ。どう考えても200万円でも高い」

「最初から回らない物件は、今後も厳しいと思う。良い場所なら最初から回る」

収益の見通し

  • 繁忙期の3〜4月でも伸びていない
  • 今後の上昇はかなり謎
  • 競合が多く、エリア的にも不利

撤退を検討する場合

違約金の確認

  • 契約書の途中解約条項を確認
  • 違約金額を正確に把握

損切りの判断

  • 初期費用550万円の大部分は回収不可能
  • 今後も赤字が続く場合、早期撤退が賢明
  • 「損を取り戻そう」とするとさらに深みにはまる

法的措置の検討

  • 消費者契約法違反の可能性
  • 誇大広告に該当する可能性
  • 弁護士への相談を推奨

🎯 まとめ

この案件の評価

初期費用

  • 550万円は詐欺レベルの水増し
  • 適正価格は100〜200万円程度

収益性

  • 想定月30万円→実際月5万円(83%減
  • 家賃9.7万円を考慮するとほぼ赤字

立地

  • 西成は観光地ではない
  • 万博会場からも遠く、万博需要は期待薄

運営

  • 競合が多く、差別化が困難
  • 宿泊料金も競争力が低い

一般投資家への教訓

FPの紹介案件は要注意

  • FP = 信頼できるとは限らない
  • キックバック目的のFPも多数存在

利回り60%以上は疑え

  • あり得ない高利回りは詐欺の可能性
  • リスクとリターンは必ず比例する

初期費用の内訳を精査

  • 1項目ずつ相場を調べる
  • 不明瞭な項目は必ず質問

地元の物件を選ぶ

  • 自分が行けない場所への投資は危険
  • 現地視察ができない物件は避ける

契約前に専門家に相談

  • 不動産投資の専門家に相談
  • FPではなく、第三者の意見を聞く

📌 推奨アクション

現在の投資家がすべきこと

  1. 契約書の精査:違約金条項を確認
  2. 弁護士への相談:消費者契約法違反の可能性を確認
  3. 損切りの検討:今後の収支見通しを冷静に試算
  4. 運営会社との交渉:契約内容の見直し交渉
  5. 同じ被害者の探索:同じ物件の他の投資家と情報共有

今後の投資家が避けるべきこと

  1. FP経由の投資案件には慎重に
  2. 利回り50%以上の案件は疑う
  3. 初期費用が異常に高い民泊投資
  4. 遠隔地の物件への投資
  5. コミュニティ経由の投資話

記事作成日: 2025年11月30日
動画出典: 不動産G 滝島一統
分析者: Claude (AI不動産分析アシスタント)

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