自分だけのオンラインストレージの作り方(2)

ownCloud

平島です。前回ownCloudをセットアップしましたが、使えるのはWebサイト上のオンラインストレージのみでした。今回は、これに加えてWindows上のフォルダも同期出来るように設定を行います。無料でここまでできるって、とてもありがたいです。

今回も画面ベースで説明して、分かった気持ちになるシリーズです。もし質問や、ご助力できることがあったら、お気軽に連絡くださいね。誰かの役に立てると嬉しいです。

クライアントプログラムのインストール

まず、Windows用のクライアントプログラムをインストールします。設定メニューをクリックしましょう。

下の方にあるDesktop appをクリックしましょう。Android用やiOS用アプリもありますね。

Webサイトが開きますので、下の方のこの部分をクリックします。

続いて、Windows用のところをダウンロードです。Mac OSとLinux用もありますね。すごい。

ダウンロードしたプログラムを実行してウィザードに従って進めましょう。

この辺は気にせず進めてOKです。

そして、インストール実行です。

完了したら、Finishをクリックですね。あれ、簡単。

再起動してって言われるので、Yesを押しましょうかね。

クライアントプログラムの設定

次に、クライアントプログラムの設定を行いましょう。サーバのアドレスを入れます。

次に、ユーザ名とパスワードです。

次のこの画面では、各種同期に関する設定をして、接続ボタンを押下します。

そうすると、早速同期処理が開始されます。下の画面ではファイル8個を同期中です。

しばらく待っていると、同期が完了しました。

お、無事にローカルのフォルダにファイルが同期されていますね。素晴らしい。

これで、サーバ→クライアントへの、フォルダ同期が確認できましたね。

クライアントからサーバへの同期検証

次に、クライアント→サーバへの、フォルダ同期を確認してみましょう。とりあえずss.pngというファイルを配置してみます。小さなファイルです。

先ほどインストールしたクライアントプログラムに認識されて、見事アップロードされました。

念のため確認をしますが、サーバ上にも表示がされています。完璧ですね。

小さいファイルは簡単にできるので、次は大きなファイルでどうでしょう。3GB弱の動画ファイルをフォルダにコピーをしてみます。

おお、いいかんじに認識されてアップロードが始まりました。

同期が完了すると、ちゃんとWindowsの通知もされますね。

無事成功。素晴らしいですね。

サーバの中のディレクトリの確認

最後におまけなのですが、これら同期されたファイルはサーバの中のどこに配置されているのかも確認をしてみたく思います。ターミナルでログインして確認です。

今回は、/opt/bitnami/apps/owncloud/data/user/files に配置されていました。

なんとなく、文字化けしていたり、ハッシュされたファイル名になっていたり、分割されていたりするのかな、と予想していましたが、単純に配置されているだけですね。これは他システムと連携しやすそうです。こういうところもownCloudとても良いです。

まとめ

ということで、今回は「自分だけのオンラインストレージの作り方(2)」をご紹介しました。

無事、ローカルフォルダと同期する機能を確認できました。クロスプラットフォームでファイル同期系のものを構築しようとするととても大変なので、ここまでの機能をOSSで提供してくれているownCloudコミュニティの方々には感謝です。

今日はここまで。もし質問や、ご助力できることがあったら、お気軽に連絡くださいね。誰かの役に立てると嬉しいです。

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