【2026年2月最新】ROS 2最新動向完全解説|ROSCon 2025成果とKilted Kaiju実践ガイド

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【2026年2月最新】ROS 2最新動向完全解説|ROSCon 2025成果とKilted Kaiju実践ガイド

はじめに

2026年に入り、ROS 2エコシステムは急速な成長を続けています。ROSCon 2025の成果が公開され、Kilted Kaijuリリースの安定運用が進み、ROS 2を活用したロボティクス開発がますます身近になっています。

本記事では、2026年1月のROS News、ROSCon 2025の主要発表、そしてKilted Kaijiの実践的な活用方法を詳しく解説します。

2026年1月のROSコミュニティ動向

ROS News Week of January 12th, 2026

Open Robotics Discourseによると、2026年1月12日週のROS Newsでは以下のイベントが報告されています:

  • ROS By-The-Bay Meetup:1月29日開催、Main Street Autonomyのキャリブレーション専門家が登壇
  • Gazebo Community Meeting:1月28日開催
  • ROSCon 2025録画:VimeoおよびROSConウェブサイトで公開

ROSCon 2025の主要成果

ROSCon 2025 & RIC-APサミット2025はシンガポールで開催され、オープンソースロボティクスの未来を示す重要なイベントとなりました:

“ROS-powered robotics is showing how open-source frameworks are shaping industrial transformation. In manufacturing, ROS is powering industrial transformation and bridging academia and industry.”

(「ROSを搭載したロボティクスは、オープンソースフレームワークがいかに産業変革を形作っているかを示している。製造業では、ROSが産業変革を推進し、学術界と産業界を橋渡ししている」)

原文リンク

主要ハイライト:
医療分野:Open-RMFが病院で運用化、患者ケアと効率を向上
スマートインフラ:空港、ホテル、デジタル地区がRMFでマルチロボットオーケストレーションを採用
産業応用:製造業でのROS活用が学術と産業の橋渡しに

ROS 2リリース状況

現行リリース

リリース名 タイプ ターゲットOS サポート期限
Kilted Kaiju 短期 Ubuntu 24.04, Windows 10 2026年11月
Jazzy Jalisco LTS Ubuntu 24.04, Windows 10 2029年5月
Humble Hawksbill LTS Ubuntu 22.04 2027年5月

選択の指針

  • 本番環境:Jazzy Jalisco(LTS)を推奨
  • 新機能テスト:Kilted Kaijuで最新機能を試用
  • レガシーシステム:Humble Hawksbillで継続サポート

FOSDEM 2026:ROS 2スキル教育

FOSDEM 2026では、ROS 2教育に関するセッションが開催されました:

“The learning curve for ROS 2 can be steep, often requiring diverse software dependencies. By combining virtual machines with off-the-shelf, ready-to-use environments and modern container registry workflows, this complexity can be reduced.”

(「ROS 2の学習曲線は急で、多様なソフトウェア依存関係を必要とすることが多い。仮想マシンと既製の使用可能な環境、モダンなコンテナレジストリワークフローを組み合わせることで、この複雑さを軽減できる」)

原文リンク

2026年のハードウェア推奨

入門者向けキット

ロボティクスと自動運転の入門者には、Raspberry Pi 5ベースの統合キットが推奨されています:

“For most robotics and autonomous driving beginners in 2026, a fully-integrated kit based on the Raspberry Pi 5 is recommended to master the complete robotics pipeline from perception and planning to control.”

(「2026年のほとんどのロボティクス・自動運転入門者には、知覚から計画、制御までの完全なロボティクスパイプラインをマスターするために、Raspberry Pi 5ベースの完全統合キットが推奨される」)

原文リンク

典型的なAMRプロジェクトの構成

  1. 知覚:LiDAR/カメラによるSLAMマッピング
  2. ローカライゼーション:リアルタイム位置推定
  3. パスプランニング:Navigation2スタック
  4. 制御:精密なモーター制御

AMD Kria ROS 2対応

AMDのKriaポートフォリオ最新追加製品には、ネイティブROS 2サポートが含まれています:

  • ロボット向けプリビルトインターフェース
  • マシンビジョン対応
  • 産業制御システム統合

実践:ROS 2開発環境構築

Dockerベースセットアップ(推奨)

# ROS 2 Kilted Kaiju開発環境
FROM ros:kilted

# 開発ツールのインストール
RUN apt-get update && apt-get install -y \
    ros-kilted-desktop \
    ros-kilted-navigation2 \
    ros-kilted-rmw-zenoh-cpp \
    python3-colcon-common-extensions

# ワークスペース設定
WORKDIR /ros2_ws

colconビルド例

# ワークスペース作成
mkdir -p ~/ros2_ws/src
cd ~/ros2_ws

# パッケージのクローン
git clone https://github.com/ros2/examples src/examples

# ビルド
colcon build --symlink-install

# 環境設定
source install/setup.bash

Navigation2基本設定

# nav2_params.yaml
controller_server:
  ros__parameters:
    controller_frequency: 20.0
    controller_plugins: ["FollowPath"]
    FollowPath:
      plugin: "dwb_core::DWBLocalPlanner"

FAQ:よくある質問

Q1: JazzyとKiltedどちらを使うべき?

本番環境にはLTSのJazzyを推奨。最新機能のテストや学習目的にはKiltedが適しています。

Q2: Zenohとは?

Pub/Subプロトコルで、従来のDDS実装より軽量で効率的です。Kilted KaijuでTier 1に昇格し、公式に推奨されるRMW実装となりました。

Q3: ROS 2の学習曲線を緩和するには?

Dockerコンテナや仮想マシンで既製環境を使用することを推奨。FOSDEM 2026で紹介されたアプローチが参考になります。

Q4: Raspberry Pi 5でROS 2は動く?

はい。ROS 2の実行、LiDAR処理、SLAM、Navigation2スタックの実行に十分な性能があります。

Q5: ROSCon 2025の録画はどこで見れる?

VimeoおよびROSConウェブサイトで公開されています。

まとめ

2026年のROS 2エコシステムは、成熟期を迎えています。

主要ポイント:

  1. ROSCon 2025成果:医療、製造、スマートインフラでの実運用事例
  2. Kilted Kaiju:Zenoh Tier 1昇格、rosbag2強化
  3. 教育環境改善:Docker/VMによる学習曲線の緩和
  4. ハードウェア民主化:Raspberry Pi 5でフルスタック開発可能
  5. 産業採用拡大:AMD Kria、Apex.AIなど大手の参入

ROS 2は、研究用途から産業応用まで幅広くカバーするプラットフォームとして確立されています。2026年以降も、オープンソースロボティクスの中心であり続けるでしょう。

参考資料

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