なぜ私たちは「ルール」に従うのか?──サピエンス全史が教える”共同幻想”の正体 🧠✨
こんにちは!ブックナビゲーターの 藤原ゆうき です📗
今日は、20代〜30代の社会人のみなさんに向けて、ちょっと不思議な問いを投げかけたいと思います。
「あなたが毎日従っている会社のルール、法律、お金の価値……これって、本当に”存在する”ものですか?」
……え、何言ってるの?って思いましたよね😊
でもこれ、ユヴァル・ノア・ハラリの世界的ベストセラー『サピエンス全史』を読むと、「あ、たしかに……!」ってなるんです。
今日はこの本から、私たちの社会を動かしている”見えない力”の正体を一緒にのぞいてみましょう👀
🐝 ミツバチには法律家がいらない!?
いきなりですが、ミツバチの話から始めます(笑)
ハラリさんはこんな面白い比較をしています。ミツバチの社会って、女王バチ・働きバチ・掃除係……とかなり複雑な役割分担があるんですが、彼らには「法律」がないんです。
なぜかというと──
「ミツバチには法律家は必要ない。なぜなら、ミツバチは巣の規則を忘れたり破ったりする恐れがないからだ」
すごくないですか?ミツバチのルールはDNAに書き込まれているから、誰も破らないし、忘れない。
「女王バチは掃除係のハチを騙して食べ物を巻き上げたりしないし、掃除係のハチたちも賃上げを要求してストライキを始めたりはしない」
……思わず笑っちゃいますよね(^▽^)
でも、これって裏を返すとすごいことを言っています。
人間は、ルールを忘れるし、破る。だから法律が必要だということ。
⚽ サッカーと会社は同じ構造!?
もうひとつ、ハラリさんが出す絶妙な例があります。それが「サッカー」。
「人間のティーンエイジャーは、サッカーのための遺伝子など持っていない。それでも赤の他人とサッカーができるのは、誰もがサッカーについて同一の考えを学んだからだ」
つまり、サッカーのルールって自然界のどこにも刻まれていないんです。「オフサイド」なんて概念は宇宙のどこを探しても存在しない。でも、みんなが「同じ想像」を共有しているから、見ず知らずの11人対11人がゲームできちゃう。
そしてハラリさんは言います。同じことが、もっと大規模な形で「王国や教会、交易ネットワーク」にも当てはまると。
これ、今の時代に置き換えると──
- 📊 会社の「部長」「課長」という役職
- 💰 紙幣の「1万円の価値」
- 📜 法律の「著作権」「有給休暇」
全部、みんなが信じているから成り立っている”共同幻想” なんです💡
⛪ 宗教も「最強の共同幻想」だった
この「共同幻想の力」を最も大規模に発揮したのが、宗教の歴史です。
ハラリさんは、キリスト教の広がりをこう描写しています。
「歴史上屈指の不思議な展開によって、このユダヤ教の小さな宗派は、強大なローマ帝国を支配することとなった」
元々は中東の小さな集団の信仰だったのに、それが数世紀でローマ帝国を動かすほどの力になった。なぜか?
「同じ物語を信じる人」が増えれば増えるほど、その物語は”現実”になるからです。
イスラム教の広がりも同じパターンで──
「キリスト教の場合よりもさらに不思議で素早い、意外な展開によって、アラビアの砂漠を抜け出て、大西洋からインドにまで広がる巨大な帝国を征服した」
まるでスタートアップ企業の急成長みたいですよね🚀(不謹慎かもしれませんが、構造はそっくりです)
🤔 20代〜30代の私たちに関係あるの?
「歴史の話は面白いけど、自分に関係ある?」って思ったあなた。
めちゃくちゃ関係あります✨
私たちが毎日過ごしている「会社」「経済」「法律」は、全部この”共同幻想”で動いているからです。
例えば──
- あなたの銀行口座の残高は、みんなが「お金」という幻想を信じてるから価値がある
- あなたの「正社員」という肩書きは、みんなが「雇用制度」を信じてるから意味がある
- あなたが守っている「就業規則」は、DNAに書いてあるんじゃなくて、意識的に維持し続けないと崩れるもの
ハラリさんはこう警告しています。
「法律や習慣、手順、作法などを守るためには、意識的な努力をする必要があり、それを怠ると、社会秩序はあっという間に崩れてしまう」
これ、コロナ禍で実感した人も多いんじゃないでしょうか。「会社に出社する」というルールが一瞬で消えた。あれは、みんなが「出社しなくていい」と信じ始めた途端に、古い幻想が崩壊した瞬間だったんです😮
🔮 そして人類は「神」になろうとしている
ここまでは「過去の話」でした。
でもハラリさんは最後に、もっとゾクッとする話をします。
「今日、ホモ・サピエンスは、神になる寸前で、永遠の若さばかりか、創造と破壊の神聖な能力さえも手に入れかけている」
遺伝子編集、AI、脳とコンピューターの接続──これらの技術は、「人間とは何か」という定義そのものを書き換えようとしています。
そしてハラリさんは、こんな問いを私たちに突きつけます。
「私たちが直面している真の疑問は、『私たちは何になりたいのか?』ではなく、『私たちは何を望みたいのか?』かもしれない」
……深くないですか?😳
「何になりたいか」じゃなくて「何を望みたいか」。つまり、欲望そのものをデザインできる時代が来るかもしれないということ。
でもその一方で──
「私たちはかつてなかったほど強力だが、それほどの力を何に使えばいいかは、ほとんど見当もつかない」
私たちは巨大な力を手にしつつあるのに、その使い方がわからない。なんだか、新人社員がいきなり社長に任命されたみたいな状況ですよね(笑)
💡 まとめ:あなたの「当たり前」を疑ってみよう
サピエンス全史が教えてくれるのは、こんなことです。
- 私たちの社会は「共同幻想」で動いている 🎭
- その幻想は、みんなが信じ続けないと崩壊する ⚡
- 宗教もお金も法律も、構造的には同じメカニズム 🔄
- そして人類は、かつてない力を手にしようとしている 🚀
20代〜30代の社会人として日々忙しく過ごしていると、「なんで毎朝満員電車に乗ってるんだろう」「なんでこの会社のルールに従ってるんだろう」って疑問に思うこと、ありませんか?
その感覚、正しいんです。
だって、それは全部、人間が作った”物語” だから。
物語は書き換えられる。コロナ禍がそれを証明しました。リモートワーク、副業解禁、フリーランス──新しい「共同幻想」が次々と生まれています。
あなたが今信じている「当たり前」を一度疑ってみること。 それが、サピエンス全史を読む最大の価値なんじゃないかな、と藤原ゆうきは思うのです✨
📕 参考:ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史──文明の構造と人類の幸福』(河出書房新社)
次回もまた、人類の壮大な物語から「明日のヒント」をお届けします!
それでは、また!(^▽^)ノ

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