【問 10】 売買契約の目的物が品質に関して契約の内容に適合しない場合において、当該契約不適合が売主及び買主のいずれの責めにも帰することができない事由によるものであるとき、履行の追完請求権、代金の減額請求権、損害賠償請求権及び契約の解除権のうち、民法の規定によれば、買主が行使することができない権利のみを掲げたものとして正しいものは次の記述のうちどれか。なお、上記帰責性以外の点について、権利の行使を妨げる事情はないものとする。
1. 履行の追完請求権、損害賠償請求権、契約の解除権は、買主が行使することができない権利である。
2. 代金の減額請求権、損害賠償請求権、契約の解除権は、買主が行使することができない権利である。
3. 履行の追完請求権、代金の減額請求権は、買主が行使することができない権利である。
4. 損害賠償請求権は、買主が行使することができない権利である。
宅建試験 2024年 問10
解答と解説
👋 こんにちは、宅建試験に挑戦する皆さん!宅建講師のたっくんです( ・∀・)つ〃∩ 今回の問題の正解は 選択肢4: 損害賠償請求権です!✨ この問題では、売買契約の目的物が契約内容に適合しない場合について考えます。この状態が売主や買主の責めによるものでない場合、買主が行使できる権利が制限されるんです。 法律的には、民法第566条から第570条の規定に基づきます。つまり、契約不適合が双方の責任でない場合、買主は 損害賠償請求権を行使できないのです。つまり〜ということです😉 例えば、あなたがオンラインで購入した靴が、サイズが合わなかった場合、売主の責任でないときは、靴の代金を減額したり、売主に交換を求めたりできるけど、損害賠償は請求できない、ということですね( ̄▽ ̄)各選択肢の詳細解説
選択肢1: 履行の追完請求権、損害賠償請求権、契約の解除権
この選択肢は不正解です。履行の追完請求権(つまり、契約通りに履行してもらうように求める権利)や契約の解除権は、条件によって行使可能なんです。損害賠償請求権は無理ですが、他の2つは行使できますよ(^_-)-☆選択肢2: 代金の減額請求権、損害賠償請求権、契約の解除権
こちらも不正解です。代金の減額請求権は行使できますが、損害賠償請求権はできません。この問題のポイントは、契約不適合の責任が双方にない場合に限られます(・∀・)ノ選択肢3: 履行の追完請求権、代金の減額請求権
この選択肢も不正解です。履行の追完請求権は行使できるため、選択肢に含まれているのは誤りです。代金の減額請求権は行使可能ですが、損害賠償請求権が行使できないことがこの問題の趣旨です(^_^;)選択肢4: 損害賠償請求権
この選択肢が正解です!損害賠償請求権は、契約不適合が双方の責任でない場合は行使できません。つまり、買主はこの権利を行使することができないのです(`・ω・´)ゞこの問題の重要ポイント
法的根拠
この問題では、民法に基づくさまざまな請求権を理解することが重要です。特に、契約不適合の責任の所在がポイントです。🎯 これだけは覚えておこう!- 契約不適合が売主・買主の責任でない場合、損害賠償請求権は行使できない。
- 履行の追完請求権と代金の減額請求権は行使可能。
- 民法第566条〜570条を参考にすること!
類似問題と出題傾向
過去の類似問題
過去の宅建試験では、売買契約に関する問題が多く出題されています。特に契約不適合に関する内容はよく出るので、注意が必要です!⚠️ こんな問題にも注意!- 契約解除に関する問題
- 履行の追完や代金減額の請求に関する問題
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