【問 3】 甲土地につき、A、B、C、Dの4人がそれぞれ4分の1の共有持分を有していて、A、B、CのいずれもDの所在を知ることができない場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。なお、Dの共有持分は、相続財産には属していないものとする。
1. 甲土地に、その形状又は効用の著しい変更を伴う変更を加える場合には、共有者の過半数の同意が必要である。
2. 甲土地の所有権の登記名義人となっている者が所有者ではないEである場合、持分に基づく権利行使が制限されることがある。
3. A、B、C3人の同意があれば、甲土地を資材置場として賃借したいFとの間で期間を3年とする賃貸契約を締結することができる。
4. Aが裁判所に請求して、裁判所がDの持分をAに取得させる旨の決定をした場合、Dはその決定に従わなければならない。
宅建試験 2024年 問3
解答と解説
👋 こんにちは、宅建試験に挑戦する皆さん!宅建大好きたっくんです( ・∀・)つ〃∩ 今回の問題の正解は、選択肢3です!「A、B、C3人の同意があれば、甲土地を資材置場として賃借したいFとの間で期間を3年とする賃貸借契約を締結することができる。」という内容が正しいんです! この選択肢が正解である理由は、民法第239条によるものです。 共有者の同意があれば、共有物を賃貸することができるからです。つまり、共有者の中で話し合って合意すれば、土地を貸すことができるということです 😉 たとえば、友達と一緒に公園の一部を借りてバーベキューをすることを考えてみてください。みんなで話し合って「この場所を借りよう!」と決めれば、その場所を使えるってことですね!各選択肢の詳細解説
選択肢1: 甲土地に、その形状又は効用の著しい変更を伴う変更を加える場合には、共有者の過半数の同意が必要であり、本件ではA、B、C3人の同意が必要となる。
この選択肢は誤りです。 形状又は効用の著しい変更については、原則として全ての共有者の同意が必要です。つまり、過半数ではなく、全員の合意が必要ということです(・∀・)ノ ✨ ここがポイント!✨ 例えば、土地を大きく切り開いて駐車場にする場合、全員の同意が必要なんです!選択肢2: 甲土地の所有権の登記名義人となっている者が所有者ではないEである場合、持分に基づいてEに対して登記の抹消を求めるためには、所在が判明しているA、B、Cのうち2人の同意が必要である。
この選択肢も誤りです。 登記の抹消には、共有者全員の同意が必要です。つまり、ここでも過半数ではなく、全員の同意が求められるということです(^_^;) ✨ ここがポイント!✨ 友達の名前が間違って登記されている場合、みんなで「直そう!」と合意しないといけませんよ!選択肢4: Aが裁判所に請求して、裁判所がDの持分をAに取得させる旨の決定をした場合、Dは、その決定から3年以内に限り、Aが取得したDの共有持分の時価相当額をAに対して支払うよう請求することができる。
この選択肢も誤りです。共有持分を取得した場合、 時価相当額の請求はできません。つまり、持分を取得する際には、その持分の金銭的な返還がないということです(;´・ω・) ✨ ここがポイント!✨ これは、持分を取得した人がその価値を享受するためです。だから、時価を請求することはできないんですね!この問題の重要ポイント
法的根拠
この問題で問われている重要な法律知識は、 共有物の管理や賃貸借契約に関するルールです。特に、共有者の同意が必要な場面をしっかり理解しておきましょう!🎯 これだけは覚えておこう!
- 共有物に対する重要な変更は全員の同意が必要
- 賃貸は過半数でOK!
- 登記の抹消は全員の同意が必要
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