“failed – connect ECONNREFUSED” エラーの解決方法
エラーの概要・症状
「failed – connect ECONNREFUSED」というエラーメッセージは、特定のサービス(例えば、データベースやウェブサーバー)に接続しようとした際に、接続が拒否されたことを示しています。このエラーは、接続先のサーバーが稼働していない、設定に問題がある、またはネットワークの問題が発生している場合に発生します。特に、MongoDBやSQL Serverなどのデータベースに接続する際に頻繁に見られるエラーです。
このエラーが発生する原因
「ECONNREFUSED」エラーは、以下のようなさまざまな原因によって発生します。
- サーバーが起動していない
- 接続先のIPアドレスまたはポート番号が間違っている
- ファイアウォールやセキュリティグループの設定により、接続がブロックされている
- ネットワークの問題
- 認証情報が不正である
これらの原因を特定し、適切に対処することが重要です。
解決方法
解決方法 1: MongoDBのインストールと起動
MongoDBを使用している場合、まずはMongoDBのデータベースサーバーをインストールし、起動する必要があります。
-
MongoDBのインストール手順に従い、サーバーをインストールします。公式のドキュメントは以下のリンクから確認できます:
MongoDBインストールガイド -
インストール後、MongoDBサーバーが起動しているか確認します。以下のコマンドをターミナルで実行して、サーバーの状態を確認します。
bash
sudo service mongod status -
サーバーが停止している場合は、以下のコマンドでサーバーを起動します。
bash
sudo service mongod start -
最後に、MongoDBシェルクライアントを使用して接続を試みます。
bash
mongo
この手順を実行することで、MongoDBに接続できるようになるはずです。
解決方法 2: 接続URLの確認
接続先のデータベースに接続するためのURLが正しいか確認します。特に、ユーザー名やパスワード、ホスト名、ポート番号が正しいか確認することが重要です。以下のように接続URLを構成します。
mongodb://myUserName:MyPassword@ElasticIP:27017/databaseName?authSource=admin
myUserName、MyPassword、ElasticIP、databaseNameは、実際の値に置き換えてください。
もしURLが正しいにもかかわらず接続できない場合は、別の解決策を試みる必要があります。
解決方法 3: サービスの再起動
既にMongoDBが起動している場合や接続設定が正しい場合でも、サービスを再起動することで問題が解決することがあります。
-
以下のコマンドでMongoDBサーバーを再起動します。
bash
sudo service mongod restart -
その後、再度接続を試みます。
bash
mongo
これにより、接続の問題が解決する可能性があります。
解決方法 4: Visual Studio Codeの設定変更
Visual Studio Codeを使用している場合、ターミナルの認証設定に問題があることがあります。以下の手順で設定を変更します。
- Visual Studio Codeを開き、メニューから「ファイル」>「基本設定」>「設定」を選択します。
- 設定検索バーに「git.terminalAuthentication」と入力します。
- 該当する設定のチェックを外します。
- ターミナルを再起動し、再度接続を試みます。
解決方法 5: 管理者権限の付与
Linux環境で「sudo」が必要な場合があります。ターミナルでコマンドを実行する際に「sudo」を付けることで、管理者権限で実行することができます。
sudo mongo
これにより、権限の問題が解決する可能性があります。
解決方法 6: TCP接続の有効化
Windowsの場合、デフォルトでTCP接続が無効になっていることがあります。これを有効にするためには、以下の手順を実行します。
- Windowsの「コンピュータの管理」を検索して開きます。
- TCP/IP設定を有効にするためのオプションを探し、設定を変更します。
この手順により、TCP接続が有効になり、接続問題が解決されることがあります。
解決方法 7: SQL Serverブラウザの確認
SQL Serverを使用している場合、SQL Server Browserサービスが実行されているか確認します。
- サービスリストから「SQL Server Browser」を探し、実行中でない場合は開始します。
このサービスが実行されていないと、特定のインスタンスに接続できない場合があります。
エラーの予防方法
「ECONNREFUSED」エラーを未然に防ぐための対策として、以下のポイントに留意してください。
- データベースやサーバーの状態を定期的に確認し、必要に応じて再起動します。
- 接続設定や認証情報を適切に管理し、変更があった場合には速やかに更新します。
- ファイアウォールやセキュリティグループの設定を見直し、必要なポートが開放されていることを確認します。
まとめ
「failed – connect ECONNREFUSED」エラーは、接続先のサーバーが利用できない場合に発生します。この記事では、エラーの原因と解決方法を詳しく解説しました。特に、MongoDBやSQL Serverを使用している場合、適切な設定やサーバーの状態を確認することが重要です。これらの手順を実行することで、多くの場合、接続問題を解決できるでしょう。

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