エラー「unable to access ‘https://dev.azure.com/xxx’: OpenSSL SSL_connect: Connection was reset in connection to dev.azure.com:443」の解決方法
エラーの概要・症状
このエラーメッセージは、Gitを使用してリモートリポジトリにアクセスしようとした際に発生します。具体的には、リモートURL「https://dev.azure.com/xxx」に接続しようとした際に、SSL接続がリセットされたことを示しています。このエラーは、ネットワークの問題や設定の誤りが原因で発生することが多いです。
このエラーが発生する原因
このエラーが発生する主な原因には、以下のようなものがあります。
- プロキシ設定の誤り: Gitのプロキシ設定が誤っている場合、接続がリセットされることがあります。
- VPNの使用: VPNを利用している場合、VPNの接続状態によってはアクセスできないことがあります。
- SSL設定の不具合: OpenSSLの設定やバージョンが原因で接続に失敗することがあります。
- Gitの設定不備: GitのリモートURL設定が正しくない場合も、このエラーが発生することがあります。
解決方法
このエラーを解決するための方法をいくつかご紹介します。
解決方法 1: プロキシ設定の解除
プロキシ設定が原因で接続がリセットされている場合、以下のコマンドを実行してプロキシ設定を解除します。
- ターミナルを開きます。
- 以下のコマンドを入力します。
bash
git config --global --unset-all remote.origin.proxy
- コマンドを実行後、再度リモートリポジトリにアクセスしてみてください。
この方法は、多くのユーザーによって効果が確認されており、特にプロキシ設定が不要な環境で有効です。
解決方法 2: VPNを使用しない
VPNを使用している場合、VPNが接続を妨げることがあります。特に、特定の国ではVPNが正常に動作しない場合があります。このような場合は、以下の手順を試みてください。
- VPNを一時的に無効にします。
- GitHub DesktopなどのGUIツールを利用して、リモートリポジトリに接続を試みます。
この方法は、VPNの影響を受けずにリモートリポジトリにアクセスできる可能性があります。
解決方法 3: SSHを使用する
HTTPS接続に問題がある場合、SSH接続に切り替えることも一つの手です。以下の手順で設定を行います。
- ターミナルを開きます。
- SSH接続のための設定を行います。以下のコマンドを実行します。
bash
git config --global url."git@github.com:".insteadOf "https://github.com/"
- 次に、SSH接続をテストします。以下のコマンドを実行します。
bash
ssh -T git@github.com
- 正常に接続できれば、リモートリポジトリにアクセスできるはずです。
この方法は、HTTPS接続に問題がある場合に特に有効です。
解決方法 4: Gitおよび関連ツールの再インストール
Gitや関連ツールに問題がある場合、再インストールが必要かもしれません。以下の手順を行います。
- 現在のGitのバージョンをアンインストールします。
- 最新のGitを公式サイトからダウンロードし、インストールします。
- Node.jsや必要なパッケージも最新バージョンにアップデートします。
git --version
このコマンドで、インストールが正しく行われたか確認できます。
エラーの予防方法
今後同様のエラーを防ぐために、以下のポイントに注意してください。
- プロキシ設定の確認: 環境に応じて適切なプロキシ設定を行いましょう。
- VPNの使用状況: VPNを利用する場合は、接続状況を確認し、必要に応じて切り替えましょう。
- Gitの設定確認: 定期的にGitの設定を見直し、必要な設定が正しいことを確認しましょう。
まとめ
「unable to access ‘https://dev.azure.com/xxx’: OpenSSL SSL_connect: Connection was reset in connection to dev.azure.com:443」というエラーは、接続の問題が原因で発生します。プロキシ設定の解除、VPNの確認、SSH接続の利用、Gitの再インストールなど、いくつかの方法で解決できます。これらの解決策を実行することで、エラーを解消し、リモートリポジトリに正常にアクセスできるようになるでしょう。

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